2006年08月13日

プラズマテレビのチラツキ

私には、PDP(プラズマテレビ)のフリッカー(チラツキ)が確認できるのですが、(マスメディアで)問題としてとりあげられたためしがありません。

単板DLPの問題同様、個人差があるものだとは思うのですが、私にはブラウン管と大して変わらないほどPDPのフリッカーが見えてしまうため、決して小さな問題ではないと思うのですが…。

一度も問題として提起されていないために、原理はわかりませんが、簡単な推測でも書きましょう。

PDPは時間積分型のディスプレーで、400Hzから600Hzで駆動されていたと記憶しています。 これは、PDPは放電時の明るさを8bitレベルで調整できないために、時間積分と組み合わせることで色深度を確保しているのだそうで。 もし、これが理論と同様に作動しているのであれば、私にはフリッカーが知覚できるとは思いません。 私の場合、70Hz駆動のコンピューター用ブラウン管ディスプレーではフリッカーがほとんど認識できません。75Hzならフリッカを全く認識できません。 70Hzと比べれば、遥かにPDPの駆動周波数は高いのですから。

とある場所にPDPが設置されているのですが、それを3年前に見たときによりもフリッカーが大きくなったと感じたことがあります。 たった1台、しかも私の健康状態も異なるのですからこの事例だけで断定はできませんが、経年劣化によってフリッカーが大きくなる可能性はゼロではないと思います。 PDPの構造やこの事例から推測するに、電極の放電ムラか放電パターンによるものなのではないでしょうか。

前者は、放電が不安定になることで、比較的低い周波数で明るさが変化するという推測。私にはPDPは色ムラ(色ノイズ)が大きいと感じることが多々あるので、これらもそれによるのかもしれません。 要するに、それによってRGB各色が安定せず、カラーバランスが瞬間的に崩れるということです。

後者は、時間積分させるときのアルゴリズムの問題。DLPは、1bitの信号を高周波で出力しているためにそれを認識できませんが、PDPの場合には明るさの異なる信号をDLPよりも低い周波数で出力しています。 そのために、明るい放電の後に暫く暗い放電ばかりが続く可能性はあります。

75Hzならフリッカを全く認識できません

75Hzだと目には負担がかかっているようで、30分程度見ていると目が疲れてしまい、とても耐えられません。 85Hzにすれば、3時間ほどであれば耐えられます。75Hzと85Hzの違いを即座に判別できないものの、疲労の度合いは全く違うので、体は感じているのでしょうね。 PCの設定を変更したなどにより、意図せずに75Hzに設定してしまったことが何度かあったのですが、そのたびに30分とせずに気付きました。 ですから、プラシーボ効果でもないと私は思います。

健康状態も異なる

フリッカーは、フリッカーテストと呼ばれる精神疲労の測定にも用いられています。つまり、フリッカーを認識できるか否かは健康状態によって大きく左右されます。

周囲の環境によってどれほど認識できるかは異なりますが、私にはPDPのフリッカーが見えます。何故なのかは、はっきりとはわかりません。しかし、見えてしまうのです。 本当にこのフリッカーが他の誰にも見えないのか、大変興味があります。

余談ですが、私はカラーブレーキングが非常に多く見える人間ではありません。6セグメント5倍速ホイールのDLPフロントプロジェクターで試したところ、時々RGB原色の大きな影が見えることはありました。 しかし、視線を極力動かさないように意識すればほとんど見えませんし、ボーっとしているなら、気持ち悪くなるほど見えるというものでもありません。 ですから、私よりも目の時間軸方向の分解能が高い人は大勢いらっしゃるはずです。

この記事へのコメント
困った事に私も見えます。
ちなみに動体視力は凄く良いです。
(走行している自動車のホイールや、100km/h走行中の電車内から石が見える)
Posted by な at 2007年10月08日 02:38
な様。
同じくフリッカーを感じる方がいらっしゃると知り、うれしい限りです。

しかし、
>走行している自動車のホイールや、100km/h走行中の電車内から石が見える
とは、素晴らしい動体視力ですね。
Posted by El Dorado(筆者) at 2007年10月09日 22:32
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