2006年09月30日

週間ダイヤモンドのPS特集に突っ込み

2006年9月30日の週刊ダイヤモンド(94巻37号)にプレーステーション3に関する特集があったのですが、ある意味面白かった(funny)ので、ちょっととりあげました。 あ、面白いといっても大前研一大先生(笑)や新清士様(笑)には敵いませんので、その点はご留意下さるようお願いいたします。

P.35 岡三証券の資産によれば、次世代機では〇六年度にXbox360のひとり勝ちで始まり、五年後の十一年度も善戦する

PS2と比べて、Xbox360って大幅に売れているんでしたっけ? Xbox 360 PS2 saleでググったところ、 US hardware sales in May: PS2 on the rise, 360 takes a dip [update 1]という記事が1ページ目に表示されました。これを見る限り、北米においてはここのところPS2の方がXbox360よりも売れているようです。日本では、PS2と比べてXbox360が有利とは思えませんし、ワールドワイドであろうとホームのUSA限定であろうとPS2の方が劣勢という事はなさそうです。もし、同社(岡三証券)の試算が正しいとするなら、次世代機は現行機のPS2に敗北するということになります。それであれば、最終的にはSCEがコンペティションで敗れたとはいわれないのではないでしょうか。

P.35 マイクロソフトは贅沢なキャッシュフローを惜しみなくゲーム事業につぎ込み、ゲームの最大の市場となった米国を中心に、さすがの底力を見せつけている。

Xboxは赤字続きでしたが、Xbox360では儲かっているのでしょうか?もし、そうでないなら、強大なるMS帝国が稼ぐ税金によって成り立っているのですよね。 それでは、健全なビジネスとして成り立っていないんですけど。ゲーム産業の縮小、ゲーム機を抱える企業の体力を減らす等によってゲーム機等のリビング進出を阻止する事が目的なら話は別ですが。まぁ、そうすればリビング戦争にてWindowsが優位にたつ事ができますけど。

P.35 「ニンテンドーDS」が四百二十五万台で、据え置き型を含むシェアで四割以上の圧倒的首位に立ち、新野SCEの「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の二百六十一万八〇〇〇台を大きく引き離した。 もっとも、世界市場に目を転じれば、〇四年末の発売から〇六三月末までの累計出荷台数は一六〇〇万台同時期のPSPが一七〇〇万台と、わずかにリードしている。

先代の王者GBAの世界であれだけ新規参入のハードを売った事は凄くないのでしょうか。元々は、マリオとポケモンしか存在しなかった市場なわけで。 今でも、任天堂に限ればそれに近い状況ですし(みのもんたの一声的売り上げの持続性には大きな疑問)。

プレイステーションがスーファミからパイを奪ったこと以外、シェアNo.1のハードに新規参入のハードが勝った事ってありましたっけ。 あの時は携帯機とは違い、プレーステーションを必要とするマーケットがあったわけですけど。

P.36 Xboxに流れたファイナルファンタジー FFはXbox360に開放された

流れたのはPS2とWindowsで既に展開されているFF11なんですけどね。あのタイトルは、一般的に想像されるFFではないでしょう。次回作のFF13は、PS3(と携帯)で展開されます。 ちなみに、任天堂の先代機であるゲームキューブにはファイナルファンタジークリスタルなんとかってのが発売されているのですが、ご存知の方は多くはないでしょうし、 ハードウェアの普及への影響も少ないでしょう。

そうそう、スクエニの和田社長の動向には気をつける必要があると思いますよ。Xbox360にもゲームボーイにも一応ソフトを提供しています。 それだけでなく、FOMAやテレビにも。Xbox360だけでなく、 ゲームキューブにもラベルはファイナルファンタジーなソフトをだしていますし、 どこが主導権を握っても逃げられるように保険をかけていると考えるのが妥当ではないでしょうか。どこへでも逃げられる事は、 ハードベンダーとの交渉でも有利な条件を引き出す材料になるでしょう。補足しますと、Wiiにもラベルはドラクエなソフトをだします。 レベルもドラクエ(正規ナンバリングのドラクエ)は、まだどのハードとなるか決定されていません。実は、PS2だったりして(笑)。 いや、ハードとしては円熟期ですので、開発コスト的にもプラットフォームの普及率的にも悪くはない選択かと。

P.36 メリルリンチ日本証券はSCEの収益について、厳しい試算を行っている

足し算すら間違えるメリルリンチの試算をあてにするのですか。 ちなみに、コスト算出はかなりのどんぶり勘定です。GigabitLANもBluetoothもWi-Fiもみーんな5$。コストカットの極限形態的な市場でそんな事してもいいんでしょうか。

P.36 Wii事業はは初年度から黒字化できる

そりゃぁ、そうでしょう。9800円で販売されているゲームキューブの低コスト版がWiiなんですから。赤字になる方がおかしいです。 うすちーさいなPS2(SCPH-70000以降)は、発売当初から黒になる事は予想外でしたか?

大前研一

PS3のチップは500wもの熱をだすという独自理論を持っているお方。 何をどう計算したのか、ぜひ教えていただきたいものです。因みに、今回取り上げた週間ダイヤモンドには、cellが70wと書かれています。 まぁ、SPEの消費電力から計算してもその程度に収まりそうです。RSXはnVidiaのGPUがベースですから、発熱が400wを超えるなんて事はありえないでしょうし、 どうやって計算すると500wになるのでしょうね。因みに、経歴は大変立派なもので 早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。 日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める だそうで。

新清士

ネット中継で見たE3での感想で、GTHDは実機では動かないと勘違いしてそれを記事にしてしまったすごいお方。プレイアブルな状態でGTHDが公開されておりますが、プリレンダなんですよ、きっと。 毎秒60回描画できるプリレンダなのかも知れません(笑) 現在では、記事は差し替えられており、 <おわびとお断り> 「グランツーリスモHD」の記述で当初、「デモバージョンではプレイ時には60フレームが維持できないため、 プレゼンテーションを避けたのではないか」という趣旨の記載をしましたが、関係者の方より、「実際にはインタラクティブデモとゲームプレイはシステム上同じ処理をしているため、 今回のバージョンでもフルHDで実際のプレイが可能である。説明会の場では、プレイしながらプレゼンを行うことが難しかったので、 今回の説明会ではデモプレイを行うことを避けた」というご指摘をいただきました。そのため、それに関する記載を削除し、原文を修正しました。 となっています。古川さんの件でも感じたのですが、記事を修正する場合には原文は残っているほうが良いのではないでしょうか。

因みに、このお方は国際ゲーム開発者協会日本代表。E3にぐらいは行きましょうよ。

ラベルはファイナルファンタジー

FFCCのこと。

ラベルはドラクエ

ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔 のこと。Wiiにドラクエ最新作といっても、ドラクエ9のことではないのです。

ゲームキューブの低コスト版がWii

ゲームキューブのプロセッサのプロセスルール微細化(0.18μm→90nm)によって生じたコスト・消費電力の余裕をクロックアップにある程度割り振ったものがWiiのプロセッサらしいです。 ドライブは、660nmの波長のもので変わらず。ただ、8cmから12cmにメディアの直径が変更されていますが。また、新しいコントローラがバンドルされているらしいです。 つまり、うすちーさいなPS2にEyeToyをバンドルしたような感じです。 ですから、ゲームキューブのシュリンクによる低コスト版にオプションのコントローラをバンドルしたといっても差し支えないのではないでしょうか。

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