2007年03月19日

パナソニックの恐るべきネガティブキャンペーン

パナソニックAVCネットワークスによると、PDP(プラズマテレビ)はリアプロと比べて、

  • 軽い
  • 低消費電力
  • 高精細
  • 高画質
  • 省スペース

らしいです。では、発言当時にトップシェアであったPDPとMDリアプロを比較してみましょう。

PDPとリアプロの比較
TH−50PX50 KDF-50E1000
出画方式 プラズマ MDリアプロ
発売時期 2005年9月 2005年10月
消費電力(W) 455 195
重量(kg) 47 33

PDP対リアプロの奥行きに関しても、テレビ単体の設置面積なら37.0cm対40.8cm、テレビラックを含めるなら49.3cm対49.2cmとなり、大差はありません。

ライバルに対して嘘の情報を流している日本のパナソニックですが、北米のパナソニックの社長によると、液晶陣営のネガティブキャンペーンが激しいのだそうです。

――今年のInternational CESにおけるプレス向けのプレゼンでは、液晶に対するプラズマの優位性を、基礎からアピールし直すということを強調していました。これが逆に“危機感”を感じさせるのですが、LCDが大型化していく中での危機感があるのではありませんか?

 「これは店舗営業をいちからやり直すという、われわれの意志の表れです。販売店教育を徹底することでシェアを伸ばしたと昨年お話ししましたが、われわれができることは他社もできます。とくに液晶テレビが得意なメーカーのネガティブキャンペーンが凄まじかったのです。この部分をいちからやり直し、プラズマの良さをアピールしていきます」

――具体的にネガティブキャンペーンとは?

 「冗談のような話ですが、液晶は液体だから将来もパネルから漏れ出すことはないけれど、プラズマの中はガスだから抜けてしまう、なんて話をする販売応援が組織的に行われていて驚きました。また、ヘルパーがペンライトを持ってプラズマの保護ガラスにライトを当て、“ほら、プラズマは見にくいでしょう?”とやるんですよ。プラズマは焼き付いてしまうといった、初期の製品にあった弱点を未だに呪文のように唱えている場合もあります」

確かに、PDPの欠点を誇張しているかもしれません。しかし、ペンライトの光を当てられた際に見にくくなってしまうのは、事実でしょう。

直視型LCD(液晶ディスプレー)は、外光に対して強い事が特長の一つです。LCDはバックライトの光を透過させるれば白、消し去れば黒とすることで画像を表示します。外光が進入してきた場合、黒い部分は光を消し去り、白い部分は光を反射します。 しかし、ブラウン管を初めとする多くのディスプレーは、黒の部分であっても外光を反射してしまいます。これにより、明るい場所では見にくいのです。 また、ディスプレーの表面反射も低減しやすい事も特長。 余談ですが、デジタルカメラの液晶ディスプレーなどには、先の特徴を更に強化したハイブリッド型と呼ばれるLCDが搭載されていることが多々あります。液晶ディスプレーだからこそ、太陽の下であっても見えるのです。

この特性は、外光が差し込む明るい部屋での視認性に大きく貢献します。 電気を消した部屋である程度きれいに見えるテレビより、昼間の明るい日差しの下でも見やすいテレビを好むことはおかしなことでしょうか。

PDP陣営であっても、パイオニアの様に根本的な解決策を提示しているメーカーがあります。 パイオニアの場合、ガラスの枚数を減らすことで表面反射を減らしたり、蛍光体を改良することで明るい場所でも黒が黒くなるような技術を発表しています。

パナソニック経営陣の呪文は、エルシノアの王子様に並ぶものですね。ただ、王子様は筋が通った○○ですので、彼らには敵いませんけど:-P

ええと、一応フォローしておきますが、あくまでもパナソニック経営陣のお話ですので、誤解のなきよう。 パナソニックAVCといっても、リアプロ事業ではLIFIという素晴らしいランプを開発しています。ビクターでは、半導体の王者インテルでさえ撤退を余儀なくされたLCOSと呼ばれるライトバルブの量産化に成功しています。ビクターのLCOSは、キヤノンには採用されるも、パナソニックには採用されないという悲しい現実でありますが。

この記事へのコメント
>白い部分は光を反射します。

いや、透過型液晶でこれは無いしw
Posted by はみ at 2007年03月21日 00:52
反射という表記は、誤解を与えるものだったかもしれません。透過箇所は、外光によって白くなるのではなく、黒浮きのような状態になると伝えたかったのです。

以下にノーマリーホワイトのTNパネルを用いた簡易的な実験結果を載せます。本日の朝、部屋に差し込む光をノートPCの液晶パネルに当てたものを撮影しました。
白表示と書かれている画像は、通電前のパネルを撮影したものです。黒表示と書かれているものは、通電後のパネルの黒表示部を撮影したものです。
白表示の箇所は、白表示ではあるもののバックライトによる影響はありません。
http://devious.up.seesaa.net/20070319/lcdUnderTheSun.jpg
この様に、白表示の部分はバックライトによる影響が無いにもかかわらず、バックライトのある黒表示部よりも明るくなっています。
Posted by El Dorado(筆者) at 2007年03月21日 10:36
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