2007年05月04日

疑似科学っぽい文章

古紙100%の再生紙を製造する際には化石燃料(石油・石炭)の使用量が増えて、二酸化炭素排出量が古紙を使わない場合の2倍以上になる

へー、それは知りませんでした。再生紙は地球温暖化を加速させるのですか。

…ちょいと気になりますね、この文章。再生紙を製造する際に排出される二酸化炭素が木材から製造する際の排出量の2倍とは書かれています。 しかし、森林を伐採する場合の二酸化炭素の増減等を無視しているのです。

紙を木材から製造するのであれば、木材の加工の際に排出される二酸化炭素のほかに、森林伐採や輸送による二酸化炭素の増加が考えられます。 また、森林の減少による生態系その他への影響も考えられます。

つまり、二酸化炭素の排出量を議論するための判断材料が欠如しています。 また、環境問題として扱っているにも拘らず、二酸化炭素の排出量のみが議論の対象となっています。

結論といたしましては、物事は色々な要素が絡んでいるので、議論する際には膨大な根拠と膨大な推測をもってしても、善悪の判断は難しいということにでもしておきましょう。残念ながら、分業・専門化が進んでいる世の中では、物事を判断しようにも情報もそれを生かす術も身に付けることが難しいのでありますが。 それを知っているメディア各社様は、何でもかんでも二分法で裁き、都合の良いほうに持っていってしまうから困ったものです。

とはいえ、大手製紙メーカーも10年ほど前には「環境にやさしい古紙100%再生紙」として商品を売り出していたのも事実。「環境にやさしい」のスローガンが、本当にそうなのか、それとも単なる時流に便乗した宣伝文句にすぎないのか。素人にはなかなか見分けにくい。

座布団持ってっちゃうよ!

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